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仲畑貴志著『みんなに好かれようとして、みんなに嫌われる。(勝つ広告のぜんぶ)』

言わずと知れた、広告界の大御所です。
読むと、自分の中でモヤモヤしていたものが、
スッキリと晴れてゆくようで、
ものすごく勉強になりました。
全ての制作者だけでなく、全てのクライアントにも、
強く読んでほしいと思う本です。
どれも良かったのですが、
「その商品に、会話をうながす情報はあるか?」や、
「エビフライの尻尾」が印象に残りました。

表題の「みんなに好かれようとして、
みんなに嫌われる。」は、
要するにシェアや規模と、個性との関係性。
商品であっても飲食店でも、シェアが少ないうちは、
少々クセがあっても、それは突破力になる。
けれどシェアを広げるために、
より不特定多数に気に入られるようにすると、
クセをなくし、よりフラットにしなければならない。
そうして個性を失い、
他の商品との競争に負けてしまうことが多い。

シェア100%になることが難しいように、
全ての人から好かれることなんて、できっこない。
だから余分なものを削ぎ落とし、
時間をかけて磨かれた個性を、大切にすること。
そしてシェアより益率を重視するべきということ。

デザインでも、そういったビジネスの動きを上手く捉え、
デザインを時間をかけて磨き、
企業の財産にしていかなければなりません。

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